環境モニタリングは1998年から約24年間にわたって継続している活動です。代表的な界面活性剤について、家庭排水の流入による影響を調査するため、関東および関西の4河川計7地点※4で年4 回、濃度測定を行なっています。最新の2021年度の結果は右表の通りです。
※4. 家庭排水が流入する可能性が比較的大きいと考えられる代表的な都市周辺の4河川7地点(多摩川3地点、荒川2地点、江戸川1地点、淀川1地点)を選定
このデータをもとに、環境影響に関するリスク評価を行ないました。その結果、主要な界面活性剤の河川水中濃度は、水生生物への影響がないとされる予測無影響濃度を下回っており、界面活性剤による生態系リスクは小さいことを確認しました。