その製品の本体容器に詰め替えることで、
安全かつ機能的に使うことができます
洗濯用や住居用の洗剤、身体用のボディソープなど、製品の用途や銘柄が違えば、中身の成分や特性も異なります。最後まで品質を保ち、安心してお使いいただくために、メーカーは中身と同時にそれに応じた容器を開発しています。そのため、詰め替えるときは、必ず“その製品の本体容器”に詰め替えること、および製品に表示された詰め替え方法や注意事項をよく読むことが大切です。
製品の中身と容器は いっしょに開発
… 品質を保つ材質選び …
製品の容器には、中身と相性のよい構造や最適な材質を選び、品質劣化を防いでいます。
たとえば、光で劣化しやすい製品の容器は不透明にしたり、遮光性のある素材を組み合わせたりしています。また、塩素系漂白剤のように、酸化力が強い製品の容器には腐食しにくい材質が使われています。
そのため、製品を異なる容器に入れると、中身が劣化したり、容器を腐食してしまうこともあるのです。
… 安全に使うために …
製品の容器やラベルには、使用量の目安や使用方法、使用上の注意などの大切な情報を記載しています。
そのため、製品を異なる容器に入れると、安全に使うことができなくなります。お洗濯や掃除のトラブルの原因になるだけでなく、誤って飲んだり、目に入った場合の応急処置の方法を誤るなどの危険があります。
… 使いやすさのために …
1回で適量が出る容器や、泡、霧状で出てくる容器など、用途に応じて容器は使いやすいように工夫されています。こうした機能を活かせるように、中身の成分や粘度なども細かく配慮して設計されています。
そのため、製品を異なる容器に入れると、詰まって泡にならなくなったり、スプレー部分などが壊れてしまうこともあります。
製品の本体容器以外に移し替えないでください
ほかの製品の容器に移し替えないでください |
洗剤や洗浄剤、漂白剤などを、その製品以外の容器に入れると、中身の品質劣化や、容器の破損、製品の誤使用につながる恐れがあります。 |
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飲料や食品の容器に移し替えないでください |
洗剤や洗浄剤、漂白剤などを、飲料や食品の容器に入れると、他の人が知らずに飲んだり、食べたりしてしまうおそれがあり、製品の種類や飲んだ量によっては、大変危険です。 |
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市販の容器に移し替えないでください |
洗剤や洗浄剤、漂白剤などを、小分け容器を含む市販の容器に入れると、中身と容器が合わずに容器が破損して中身が漏れたり、本来の機能が発揮されなくなることがあります。 |
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金属容器や空き缶に移し替えないでください |
洗剤や洗浄剤、漂白剤などを、空き缶などの金属容器に入れると、腐食して漏れたり、ガスが発生したりすることがあります。密閉すると破裂する危険もあります。 |
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