2011年1月25日から29日までの日程で、米国フロリダ州オーランドで開かれたACI(米国洗浄剤協会)の年次総会に、当工業会の石井専務理事が出席しました。ACIは、2010年6月にSDA(米国石鹸洗剤工業会)が名称変更したもので、今年の年次総会はACIとして初めて執り行なわれました。
総会に先立って、24日には各国工業会の事務局長会議が開かれ、成分表示や、GHSなどについて討議されました。
総会では、ACIの国際委員会の一員として、当工業会の全成分表示への取り組み、GHSのパイロット表示の進捗状況、界面活性剤の国際規格会議(TC91)、化審法の優先評価物質などについて発表を行ないました。
また、各国工業会による活動報告では、カナダ、オーストラリア、欧州、日本、米国の順に発表が行なわれました。
当工業会では、衣料用洗剤における、粉末・液体の比率の推移、洗剤関連商品の詰替え品への変換率とプラスチック使用量の削減、昨年の世界洗剤会議でも発表した洗濯実態調査の内容などを取りあげ、発表しました。世界洗剤会議同様、日本の節水意識については多くの関心が持たれたようです。公式ではありませんでしたが、各国の活動報告はネット上でオープンになっていたようで、懇親会での話題からも関心の高さが測られました。
ACIでは、サステナビリティーが大きなテーマとなっており、昨年5月ごろから事業も大規模になっています。「エネルギー、廃棄物収支の改善活動報告」「会員各社の環境活動」「欧州を含めた外部団体の活動情報共有化」など、広範囲な事業テーマに取り組んでいます。
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