欧州石鹸洗剤工業連合会の総会に出席
2017年6月19〜20日にフランス・パリ市で開かれた欧州石鹸洗剤工業連合会(A.I.S.E.)の年次総会に当工業会が招待され、片桐 勤 専務理事が出席しました。19日には国際工業会局長会議(ICPAIE)が、20日には技術討論会が同時開催され、当工業会の国際委員会のメンバーも参加して、国際的な情報交換を行ないました。
今ICPAIEでは当工業会と米国、カナダ、オーストラリア、メキシコ、そして初参加となった中国の工業会が、洗浄剤に関する課題や安全対策などについて報告しました。当工業会は、「製品安全表示図記号」について説明し、今後も、図記号の国際的な認知と普及促進に向けて協力を呼びかけていく方針です。
当また、技術討論会では、パネルディスカッションの主要なテーマにSustainable(サステイナブル・持続可能)が選ばれました。A.I.S.E.はSustainability憲章を策定しており、会員社の製品の1回あたりの使用量や包装使用量、低温洗浄性などに基準値を設けて持続可能性の向上をはかるとともに、最近は容器包装プラスチックの軽量化やバイオ素材の活用に注目しています。一方、当工業会は、20年以上前から容器包装プラスチックの削減活動に取り組んできた実績があります。そのため討論会では、持参した製品をもとに、容器包装プラスチック削減の実例と手法を参加国に紹介しました。
↑詰め替え製品の説明をする片桐専務理事
会場はパリ市内の旧証券取引所