11th AOSDAC 2017
Asia Oceania Soap and Detergent Association Conference
第11回 AOSDAC 2017台湾で基調講演
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2017年10月18、19日に台湾・台北市で開かれた第11回アジア・オセアニア石鹸洗剤工業会会議(AOSDAC 2017)に当工業会が参加し、小林明治会長(日油株式会社)が基調講演を行ないました。
AOSDACは2年に1度の開催で、加盟する9の国と地域の工業会が垣根を超えた情報交換を行なう場です。今回は台湾が主催し、インド、オーストラリア、中国、日本、マレーシア、オブザーバーのシンガポール、ゲストの米国とカナダの各工業会が顔を揃えました。
小林会長はスピーチで「持続可能な開発」を取り上げ、国連が提唱する「Sustainable Development Goals(SDGs)」に照らして、当工業会と会員社による製品の安全性の確度を高める取り組み、容器包装プラスチック使用量の削減、手洗い啓発活動などを通して得られた知見を共有し、グローバルな目標の達成に貢献していきたいと話しました。実際に、環境に配慮した容器包装の設計ノウハウや手洗い啓発資料などをAOSDACメンバーに紹介しています。
また、当工業会の片桐専務理事は日本の市場と工業会活動の概況について、製品安全表示検討WGの服部リーダーは新たに開発した「製品安全図記号(Safe Use Icon)」についてそれぞれ講演しました。安全図記号は、「製品を子供の手が届くところに置かない」といった禁止事項などを分かりやすく示したもので、海外でも展開できるように作成されています。AOSDACメンバーからは採用を検討したいとの声も聞かれ、高い関心が寄せられました。

↑基調講演をする当工業会の小林会長

↑(写真上)AOSDACに参加した各工業会の代表、(写真下)会場となった台北市の台北国際会議センターの様子
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