洗たく科学専門委員会の活動より

当委員会は、業界の発展や生活者の暮らしをもっと快適にすることを目的に、洗濯に関する課題の抽出、科学的な観点からの調査・検証に加え、学会等による情報発信を行なっています。
←野村昌史 委員長
◆日本産業規格の家庭用合成洗剤試験方法
「JIS K 3362改正」に関する活動を行ないました
昨今の社会情勢や生活者課題を鑑み、洗浄力判定用指標洗剤として液体タイプの追加および再汚染防止力評価方法の追加について、学術機関と連携しながら検証を進めています。
◆日本石鹸洗剤工業組合の依頼で、2月16日に「洗濯実態調査2020」に関する講演を行ないました
洗たく科学専門委員会では、5年ごとに洗濯に関するアンケート調査と日記調査を実施しています。最近の調査結果(2020年)について、日本石鹸洗剤工業組合の技術部会で講演する機会をいただきました。
◆JEMA(日本電機工業会)の依頼で、4月17日に東京で開かれたIEC(国際電気標準会議)にて、日本の洗濯の変化に関するプレゼンテーションと展示を行ないました
日本の洗濯用製品の市場動向と洗濯実態に関する口頭発表を行ない、各種洗濯用製品を展示しました。各国エキスパートとの活発な議論を通して相互理解を深めると同時に、日本の技術力をアピールしました。
◆繊維製品消費科学会誌に、「最近の衣料用洗剤・仕上げ剤の進化と今後の展望」を寄稿しました。
繊維製品消費科学会誌の50周年記念特集として、近年の持続可能性を重視した衣料用洗剤や、新たな生活者価値を提案した衣料用仕上げ剤の技術動向を解説し、今後の展望について論じた総説を寄稿しました。