洗剤や洗浄に関する正しい知識を伝えるため、コミュニケーション推進専門委員会が中心となり、自治体の消費者対応部門などから依頼を受けて出前講座を開催しています。2016年に実施した一般向けの講座を3つご紹介します。
■ 東京都 大田区立消費者生活センター
講座日:2016年8月30日/対象:一般区民ほか21人
大田区消費生活センターからの依頼で、会員社のライオン(株)が洗濯講座を開きました。
「お洗濯マイスター直伝! 目からウロコの洗濯講座」と題し、洗濯と洗剤の基礎知識や衣類の取扱い表示について解説した後、洗濯でしっかりと汚れを落とすコツを実演を交えながら紹介しました。ポイントとして、汚れは時間が経つと落ちにくくなるため「こまめな洗濯を心がける(まとめ洗いをしない)」ことや、洗浄力の低下につながるため「洗濯機に衣類を詰め込みすぎない」ことなどを伝えました。
↑洗濯のコツに熱心に耳を傾ける参加者のみなさん
講師:ライオン株式会社のお洗濯マイスター 山縣 義文 氏
会場:大田区立消費者生活センター
■ 埼玉県 春日部市役所暮らしの安全課
講座日:2016年10月26日/対象:一般市民ほか60人
春日部市役所暮らしの安全課からの依頼で、消費者団体と一般市民の方々を対象に「消費生活講座」を実施しました。テーマは「洗浄のメカニズムと環境を考えた新しい洗剤の開発」で、洗剤原料の界面活性剤が汚れを落とすメカニズムや、近年の一回すすぎ洗剤が節水につながることなどを実験を交えて解説しました。当工業会の活動内容も併せて紹介し、理解を深めていただくことができました。
↑会場:春日部市役所別館
講師:当工業会のコミュニケーション推進専門委員会 深澤 純一 委員長
■ 長崎県 長崎市消費者センター
講座日:2016年11月12日/対象:一般市民ほか110人
長崎市消費者センターからの依頼により、「暮らしの講座〜かしこいお洗濯」で、洗剤の変遷や洗浄の仕組み、汚れが残ると衣類の黄ばみ・ニオイ・吸水性の低下などの問題が起こることを紹介しました。ご要望を受けて、昨年12月に新しくなった衣類の取扱い表示の見方についても解説しました。
↑会場:メルカつきまちプラザホール
講師:当工業会のコミュニケーション推進専門委員会 深澤 純一 委員長