新学期も『柔軟仕上げ剤』の使用量と、 香りのマナーにご留意ください
当工業会が2020年に行なった『洗濯実態調査』では、柔軟仕上げ剤を目安の2倍以上の量で使う人が2割近くもいました。その理由として、「洗たく物の量が普段より少ないのに、柔軟仕上げ剤はいつも通りの量を投入する」傾向があることがわかっています。
柔軟仕上げ剤を適量で使うには、容器に表示された目安量にそって「計量」することが大切です。目安量は、洗たく物の量(重さ)に応じて決められています。洗たく物の量(重さ)を、毎回、正確に把握するのは難しいですが、たまに体重計などでチェックしてみると、見た目よりも重量が軽かった、といった目分量の偏りを発見できそうです。とくに秋から冬は、上着やダウンなどの「かさばるけれど、重量は軽い衣類」を洗う機会も増えてきます。洗たく物の重量が軽いときは、柔軟仕上げ剤の投入量も少なく調整してください。
そして9月からは新学期です。学校では久しぶりの給食が始まり、給食当番の児童・生徒の給食着を洗うこともあるかと思います。ほかの人と共有で使う給食着の洗たくに柔軟仕上げ剤を利用する場合も、使用量と、香りのマナーにご留意ください。
柔軟仕上げ剤には、衣類を柔らかくする機能だけでなく、抗菌や防臭機能が付いた製品もあります。共有の衣類だからと、嫌なニオイを抑えようとして使用量が増えることがあるのでご注意ください。目安量より多く使うと、香りも強くなりすぎることがあります。
柔軟仕上げ剤の香りのタイプや強さは、製品によっても異なります。香りの感じ方には個人差があり、自分にとっては良い香りでも、他の人には不快に感じられることがあります。柔軟仕上げ剤は、周囲に配慮しながら、使用量の目安を守ってお使いください。
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