グリセリンは,脂肪酸や石けんの製造過程で副生しますが,エコ燃料使用拡大の中で,天然油脂を原料とするバイオディーゼル燃料(BDF)の生産過程での副生という新しい発生源も加わっています。
日本石鹸洗剤工業会は,グリセリンの新規用途開発に関する研究の奨励,援助を行い,もって有用なグリセリンの需要拡大,有効利用に寄与することを期待しています。
1. 対象研究
次の3研究を対象とした国内での研究
- グリセリンの新規用途開発研究(新規化学物質、新規応用研究)
- グリセリンを出発原料とした有用化学製品の開発研究
- その他需要拡大につながる研究
2. 対象者(応募資格)
国内の大学、高専又は公的研究機関等に所属する研究者。
研究グループの一員の場合は主体的な研究者に限ります。所属機関責任者の承認を必要とします。
一度本助成を受けられた研究者の応募も受け付けます。
3. 助成金額と件数
助成金額は1件50万円、2件を上限とします。
4. 助成金の使途と期間
使途については、申請研究のみに使用するものとし、1年間で使い切ることとします。
5. 応募方法、選考方法および選考結果の通知
- 下記リンクより応募用紙をダウンロードし、必要事項を記入の上、事務局までご提出下さい。
- 募集期間は2021年6月1日〜8月31日(当日消印有効)とします。
- 助成研究の選考は日本油化学会に委託し、当工業会理事会で決定します。
- 選考結果は、2022年1月末日までに申請者に通知致します。
- 研究助成金は、2022年4月末までに研究助成該当者に交付します。
6. 研究成果について
- 研究成果および会計報告は、助成年度の終了時(2023年3月末日)までに当工業会に文書で提出していただきます。報告用紙は助成決定後に送付します。
- 研究成果は、当工業会油脂製品部会(2023年7月予定)で本人が口頭発表していただきます。
- 油脂製品部会での発表後、助成金による研究成果を学術誌に発表する場合は “日本石鹸洗剤工業会の助成による” 旨を書き添えて下さい。また、石洗工に1部送るものとします。
- 権利化できる発明の取扱いについては、当事者および所属機関を含めて当工業会と協議するものとします。
7. 問合せ、申込み先
この件に関するお問合せ・申込み等は、下記工業会事務局までお願いいたします。
〒103−0027 東京都中央区日本橋3−13−11
FAX: 03−3281−1870
●前回までの結果:→助成金交付対象者
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