洗濯文化と洗濯科学 −海外と日本の洗濯・洗剤事情−
洗たく科学専門委員会 鈴木 哲
(2004/11/30開催)
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■ I-1) 日本石鹸洗剤工業会の役割の一つとして、洗濯や石けん・洗剤について正しく理解してもらうことは重要な課題です。 石けんや合成洗剤の排水は、いずれも水環境に対し何らかの負荷を与えています。そこで業界では、生分解性の良い原料への切り替え推進、環境負荷が大きいとされたリン酸塩の使用の自主規制、さらにはコンパクト化や詰替え品の発売など使用量やごみ削減なども図ってきました。 しかしながら、合成洗剤に対する誤解はまだまだ多く、「合成洗剤は石けんに比較し環境負荷が大きいので使わない方がよい、できるだけ使用量を減らすべき」といった考え方です。そのような考えが、「洗剤を使用しない、あるいは洗剤使用量を減らした洗たくをさせる洗濯機」の登場に繋がっています。このような技術提案の背景には、洗剤の果す役割の重要性が科学的に理解されていないこともあると考え、科学的なデータや技術情報に基づき、「洗剤の価値を再認識」してもらうことを目的に、技術資料「洗たくの科学;理解していただきたい科学的事実」をまとめました。(「洗たくの科学」(一般刊行物)) 内容構成は、「汚れの科学」「洗剤の科学」「洗たくの科学」の3部、30項目となっており、洗たくを科学的に理解していただくために、学術論文等で既に公表されたデータに基づき、できるだけ分かり易く解説しています。
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