PL相談センターは製造物責任法(PL法)の制定に伴い1995年に設立されました。中立的な第三者機関の立場から、化学製品とPL法に関する電話相談に対応しています。日本石鹸洗剤工業会もサポーティングスタッフとして協力しています。
化学製品PL相談センターのホームページhttps://www.nikkakyo.org/plcenter
・2021年度の全相談件数は241件、前年度から大幅に減少
全相談件数は241件(前年比56%)で、前年度から大幅に減少しました。下図は2021年度の相談内容別の件数を前年度と比較したものです。製品の使い方に関する問い合わせなどの「一般相談等」の件数が最も多く141件寄せられましたが、前年度の289件からはほぼ半分に減少しました。
これは、新型コロナウイルス感染症に関連した、おもに「抗菌剤・除菌剤」についての相談が減ったことが要因です。行政などからの情報発信により、自己解決が図られたためと考えられます。
コロナ関連の相談は2019年度2月〜2020年度までは176件寄せられましたが、2021年度は16 件に留まりました。
当センターではクレーム関連の相談内容を3つに区分しています。クレーム関連は計97件あり、商品群別で件数が多かったもの、具体的な相談例は以下のとおりです。
引き続き、消費者などから寄せられる相談内容から、化学製品やその成分への疑問点や、必要とされている情報を汲みとり、有益な情報の発信に努めていきます。
新型コロナウイルス感染症に関連した事故クレームの相談例
・希釈した塩素系漂白剤で保育園の床を消毒したところ体調不良
厚生労働省公開のポスター「新型コロナウイルス対策 身の回りを清潔にしましょう。」に基づいて漂白剤を希釈しており、使用方法に問題はなかったと考えられますが、人によっては製品の臭いで気分が悪くなることがあります。
・保育園の手洗いにアルカリ電解水を使用して手荒れ
厚生労働省「保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版、2021年8月一部改訂)」によると、手指の衛生消毒にアルカリ電解水を薦める記述はありません。本来は環境消毒に使用されるべき製品です。