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「洗剤ゼロコース付き洗濯機」に関する試験結果について
1.発表の主旨 2.試験結果の概要
3.今後の方針
(2) 衣料の傷みと色あせ 「洗剤ゼロコース」では、洗濯物が受ける強い機械力や、電解次亜塩素酸の発生によって、繊維が傷みやすいこと(伸びなどの型くずれ、ほつれ、毛羽立ち)や、色物衣料が色あせしやすいことが確認されました。
(3) 汚れの再付着 一般的に洗濯では、一旦落ちた汚れの一部が再び衣料に付着することがあります。特にポリエステル繊維の場合にはこの現象が顕著であり、洗剤にはこの現象を防ぐ作用があります。 「洗剤ゼロコース」では、ポリエステル試験布を用いて、洗濯を繰り返すことにより汚れが再付着して、次第にくすんでくることが確認されました。
(4) 洗濯コスト 「洗剤ゼロコース」で洗える洗濯物の量は、「標準コース」の6割弱と限られているので、「標準コース」と比較した場合、衣料重量当たりの水量および電力量が多くなり、必ずしも洗濯コストが安くつくとは言えないことがわかりました。洗濯物の量にもよりますが、例えば1回に洗える最大容量で比較すると、衣料1kg当たりの洗濯コストが、下水道代込みで「洗剤ゼロコース」では9.6円、「標準コース」では6.3円(但し、下水道代なしの場合はそれぞれ6.3円と4.6円)です。
今回の試験結果をベースに、関連業界や学識経験者とのオープンな情報交換、議論などを進め、消費者の方々に、洗濯に関する幅広い情報、正しい情報を提供し、理解を深めていただくよう努力してまいります。
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