日本環境化学会主催 環境化学討論会
環境・安全専門委員会がポスター発表
一般社団法人日本環境化学会主催の第26回環境化学討論会が、6月7〜9日に静岡県コンベンションアーツセンターで開かれ、一般ポスター部門に当工業会の環境・安全専門委員会が参加しました。同討論会は環境と化学物質に関する研究発表の場として毎年開催されています。今年は336の演題について講演・発表が行なわれ、約590人が参加しました。
環境・安全専門委員会の発表テーマは、株式会社環境管理センターと実施した「河川水中における直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩(LAS)のサロゲート分析法の開発」です。
当委員会は、1998年から河川水中の界面活性剤のモニタリング(濃度測定)を継続しており、そのデータからリスク評価を行なって、ヒトの健康や生態系への影響について問題がないことを確認しています。
より精度の高い分析手法の検討にも取り組んでおり、新たに、洗剤に用いられる代表的な陰イオン界面活性剤であるLASのサロゲート分析法を開発しました。環境化学討論会では、同分析法を検証した結果、河川水中におけるLASの測定に適していると確認できたことを発表しました。
|