平成20年5月の定時総会で、神田前専務理事の後任として選任されました石井でございます。新しい紙面になった『クリーンエイジ』紙上から、ご挨拶申しあげます。
日本石鹸洗剤工業会に参加される業界委員の方々とご一緒に事務局として活動すること、大変光栄に存じます。
現在の日本の状況について、内閣府が実施した世論調査によれば、暮らしにかかわる「景気」「物価」「食糧」分野は悪い方向に向かい、「科学技術」「通信・運輸」分野が良い方向に向かっている、ということです。海外に目をむけると、新興国の生活水準の高まるなか、世界的なインフレ率の上昇を見ることができます。
地球規模で議論されている課題については、学会・海外諸団体などとの交流を、さらに深めていかなければなりません。内外問わず暮らしに密着した問題が、さまざまなかたちで業界に課題を提供しているといえます。
当工業会には、業界から参加いただいた各メンバーによる部会・委員会が設置され、活発な活動を継続しています。世界調和システムGHSの実施ガイダンス(草案)も、いち早く当工業会で作成に着手するなど、グローバルな視点でも、多くのテーマについて重要な使命を果たしています。
業界の健全な発展により消費者の利便や生活の向上に寄与する、という日本石鹸洗剤工業会の基本活動と、その事務局としての役割をあらためて実感しています。行政・マスコミ・消費者団体との対応、また関連情報の発信にも努めていかなければなりません。
20世紀最後の年にご就任され、50周年という大きな節目を越えてグローバルにご活躍いただいた神田前専務理事のご尽力を引継ぎ、微力ではありますが、業界発展に資する所存であります。
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