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2012年12月15日更新
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参照カテゴリ> #03.洗濯 #06.CLEAN AGE 232号 

*衣類をやさしく洗う「おしゃれ着用洗剤」

 

◇衣類をやさしく洗う
   「おしゃれ着用洗剤」

おしゃれ着用洗剤で、いろいろな素材の衣類が洗えます

 衣類に「ドライマークドライ」の絵表示がついていたら、ドライクリーニングに出すしかない…? 実は、そんなことはありません。ほかに「手洗い手洗イ」や「洗濯機弱弱」の表示があれば、家庭でお洗濯ができます。
 ドライクリーニングは、水を使わず有機溶剤を用いて洗うので、衣類の色落ちや縮みが起こりにくいのが特徴ですが、汗など水性の汚れは水で洗う方がよく落ちます。「手洗い手洗イ」、「洗濯機弱弱」のマークのついた衣類は、「おしゃれ着用洗剤」でやさしく洗ってみてはいかがでしょうか。
 おしゃれ着用洗剤は、色合いや風合いを保ち、型くずれを防ぎたい“おしゃれ着”のための中性洗剤です。色あせ防止成分や繊維同士のすべりを良くする成分などを配合し、仕上りを良くする工夫がされています。水洗いできるすべての衣類に使えますが、特にウールやシルク素材は主にタンパク質でできた繊維なので、中性のおしゃれ着用洗剤で洗う必要があります。普通の弱アルカリ性の洗濯用洗剤で洗うと、縮みや劣化につながります。

おしゃれ着を家庭でやさしく洗うために…

 家庭でおしゃれ着を洗うときは、一般的に30℃以下の水を使い、強い力を加えない、などのポイントがあります。洗濯時の水温は高いほうが洗浄力は上がりますが、色落ちや風合いに影響することも。
  また、強い力を加えて洗うと、縮みや型くずれの原因になります。ウールなどは、強くもみ洗いすると、繊維同士が絡まって固くフェルト化してしまうこともあります。衣類を洗濯液に浸したら、あまり動かさず、軽く押し洗いしましょう。
  洗濯機で洗う場合は、衣類の型くずれを防ぐため洗濯ネットに入れて、「手洗いコース」や「ドライコース」でやさしく洗います。洗濯時の水流が弱めで、洗いや脱水の時間も短く設定されているので、おしゃれ着洗いに適しています。

ドライクリーニングに出したほうがよい衣類とは?

 「水洗い不可×」で、ドライマークの表示がある衣類は、ドライクリーニングに出します。水で色落ちや型くずれが起こりやすい衣類、スパンコールなど付属物の多いもの、和服などは水洗いに向きません。
  汗、しょうゆ、ジュースなどの水性の汚れがついてしまったら、水を含ませた布等で押さえて応急処置をしてから、ドライクリーニングに出すのがおすすめです。

おしゃれ着用洗剤と普通の液体洗剤を上手に使いわける

 最近は、普通の洗濯用液体洗剤にも中性のものがありますが、これは洗濯機の標準コースで洗う前提で開発され、ウールやシルク素材の衣類は対象になっていません。ただ、普通の洗剤は高い洗浄力が特徴なので、おしゃれ着の汚れが気になるときは、綿・麻・合成繊維素材で水洗い可の表示であれば洗うのも良い方法です。その場合は、柔軟仕上げ剤も使うと、風合いよく仕上ります。
  一方、おしゃれ着用洗剤をふだん着のお洗濯に利用することもできます。大切にしたいお気に入りの衣類は、おしゃれ着用洗剤でやさしく洗う習慣をつけると、よい風合いを長くお楽しみいただけます。

製品紹介・『おしゃれ着用洗剤』

  デリケートな衣類の風合いを守って、やさしく洗いあげる中性タイプの洗剤です。近年は、香りのバリエーションも増えています。

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製品紹介・『ドライマーク衣料用洗剤』

  “ドライクリーニングに出す衣類を、家庭で洗う”ことをコンセプトにしている洗剤もあります。

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