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近年、消費者の清潔意識の高まりを反映して、家庭用合成洗剤のなかにも除菌効果を訴求した製品が、年々増えてきました。日本石鹸洗剤工業会の会員各社のうち関連する製品をもつ6社でみると、台所用洗剤では41品中18品が、住宅用洗剤では48品中23品が「除菌」をうたっています。このように、「除菌効果」を訴求して販売する製品は、多くありましたが、これまでは各社がそれぞれに除菌についての基準を設けたうえで、その効果を訴えてきていました。
しかし、それぞれが独自の基準で除菌を訴求するさまざまな洗剤が、市場に出回っている現状は、消費者に親切とはいえず、結果的に製品への信頼が得られないことにもつながりかねず、望ましいとはいえません。
そこで、業界内で検討して除菌効果訴求の判断基準や表示内容に一定のルールをもって、統一すべきとの声が高くなっていました。
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このような背景から、除菌に関する適正表示のルール化をめざして、1999年から洗剤・石けん公正取引協議会(当工業会正会員の半数以上が加入・当工業会が事務局を担当)にワーキンググループを設け、積極的な検討が繰り返されてきました。
最終目標は、台所用洗剤、住宅用洗剤、洗濯用洗剤の「除菌表示基準」および「除菌訴求のあり方」を明確にすることにありました。しかし、検討の過程では、適正な試験方法を開発し再現性を確認する、家庭での実使用時と試験法による除菌性能結果との相関性を確認する、の二点がポイントとなり、これらに多くの時間を要しました。
そういった基準の妥当性を高めるための努力を重ねてきた結果、今回、台所用洗剤のスポンジ除菌、住宅用洗剤の除菌の除菌表示に関するルールがまとまりました。なお、洗濯用洗剤については、現在も鋭意検討中で、まとまり次第こちらも追加される予定です。
去る6月23日に開催された、洗剤・石けん公正取引協議会(会長・尾崎*元規 花王株式会社社長)の定時総会で、台所用洗剤と住宅用洗剤の除菌表示に関する公正競争規約の追加・改訂案が正式に承認され、公正取引委員会に申請、9月1日に同委員会から承認決定されました。
この内容は、7月21日に開催された日本石鹸洗剤工業会定例記者会見に臨んだ尾崎*副会長(洗浄剤部会長)から発表され、別掲のような総会承認項目・表示例も公表されました。この基準は、すみやかな実施が求められていますが、2年間の猶予期間も設けられています。
これを受けて、日本石鹸洗剤工業会では、公正競争規約に沿った除菌表示を推進するとともに、家庭用洗剤での「除菌」について、消費者のみなさまに正しく知っていただくための活動を始めることになりました。
具体的には、今後はJSDAホームページなどで、細菌についての一般的な知識をはじめ、「除菌」という用語の定義、除菌表示についての規約設定の意味や目的、『除菌表示基準』を満たして除菌表示している洗剤の見分け方、「除菌表示洗剤」についての説明、除菌試験ができる公認試験機関名など、さまざまな情報提供に努めていきます。
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