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2009年9月15日更新
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参照カテゴリ> #05.CLEAN AGE 219 

*手洗いに関する活動の紹介


 

手づくり手洗い教材でこどもたちの興味をよぶ

手洗い指導・学校の現場で
◎千葉市立養護学校     
◎文京区立明化小学校
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↑千葉県千葉市立養護学校
栄養職員 遠藤 友子 さん
↑東京都文京区立明化小学校
主任養護教諭 小林 恵子 さん
 手洗いの習慣を身につけ、日常の生活のなかに定着させるには、こどもの頃からの教育が重要です。日本石鹸洗剤工業会では、これまでもこどもたちの清潔意識の向上をサポートする活動を継続してきましたが、今年は新たに手洗いポスターコンクールを開催します。また、『クリーンエイジ』でも、今年は手洗いキャンペーンを続けています。
 今回は、教育の現場学校で、実際にどのような「手洗い教育の工夫」がされているのか、二つの学校を訪ねてみました。

◆教科書がない手洗い教育では…

 学校での手洗い教育は、保健・養護や給食・食育などの担当分野になっていることが多いようです。しかし、これらには教科書がないこともあって、具体的にこどもたちにどのようにして「手洗い」を教えればいいのだろう、という戸惑いも現場にはあるようです。
 なにかいい方法はないだろうか、という問い合わせもあるくらいですから、そんな課題をかかえておられる先生方も、案外多いのではないでしょうか。
 そこで、ユニークな手づくり教材を活用して、手洗教育を進めている、二つの学校の例をご紹介しましょう。

↓千葉市立養護学校
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↓文京区立明化小学校
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◆ 3D掲示で手洗い方法を解説

 興味を持たせるため教材を手づくりし、こどもたちの手洗い指導をしておられる先生方の努力は、大変なものです。
 「当校は、中等部と高等部の知的障害特別支援校で、なかなか手洗いの周知徹底がむずかしい、という悩みがありました」と、千葉市立養護学校の遠藤さん。
 生徒たちに、紙の配布物や口頭での指導だけで、手洗いを教えるのは、困難なのです。
 そこで、栄養士同士の話からヒントを得て、手の洗い方を立体モデルの掲示板にして、食堂の入口に掲げました。毎日、昼食時に集ってくる生徒たちの眼に必ずとまる場所において、「これはなんだろう?」と興味をもつことで、食事の前に手洗いの習慣をつけさせることが狙いです。
 個別に教室で教える場合に使えるように、手に持って教室で使えるフリップ式のものも、あわせてつくりました。ちょっと変わったことに、生徒たちは興味を引かれます。みんなが手をのばして、しきりにさわってみたりするので、傷むたびにつくりかえています。
 掲示を立体的にするというのはおもしろいアイデアで、手を表わすのに使われているのは、給食用のビニール手袋に綿を詰めたもの、泡も綿です。これだと軽いので、板紙に貼り付けることができます。

◆こどもの興味を引く工夫

 また、市立養護では、紙芝居もつくっています。「いったいなにがでてくるのかな?」と話に聞き入ってくれ、生徒たちの興味を引き出すことが、理解と実践への第一歩となったといいます。
 その紙芝居も、県が配っている資料を拡大コピーして、お話に組み直したもので、これならどの学校でもできそうです。
 一方の明化小学校でも、保健室の手洗い掲示板には、カラーペーパーを手の形に切り抜いて、組み合わせて見せています。明化小の手洗い掲示のステップには、それぞれおもしろい名前がつけられています。「おねがいあらい」「すべりだいあらい」「おやまあらい」「おおかみあらい」といった具合です。これも、こどもが積極的に身を乗り出してくるようにするうえで効果的で、楽しいネーミングは、合言葉のようにして、学校中に自然に浸透して定着していったのです。

◆やってみせて、させてみる

 うるさくいうだけでは浸透しないことも、まずやってみせて、こどもにもさせてみる。そうして、実際に体験させることで、理解が深まるようです。
 市立養護でも、言葉だけでなくやってみせる、生徒たちに実際に体験してもらうことで、一度では徹底しないことを、毎日繰り返して継続するように意識しています。
 高等部になると、蛍光剤を手に塗って手洗いの効果を確認する実験にも興味を示し、手洗い時間もカウントしたりして、自分から進んでやりたがるようになるので、大変効果があるそうです。
 こうした手洗い実験検査キットを利用した実験は、人気があるようで、明化小でも三年の保健の学習では、「身のまわりのせいけつ」という時間を設けて、キットを使った実験をさせています。どこがどれだけ汚いか、洗うとどうなるかを、各人に体験させています。そのあとで、それぞれに結果と感想を書かせてみると、みんな「楽しかった」と書いていました。
 なかには、「これからはせっけんを使って洗う」とか、「この洗い方をいつも思い出して洗う」といった、こどもたちの感想も出てくるようになりました。
 そこで、“ その気持ちを忘れないでね”と、手づくりの「せいけつのしおり」をつくって渡してあげると、そんな小さなことでもこどもは認められたことがうれしく、喜ぶようです。

◆常に継続して意識させること…

 ただ教えただけでは、こどものことですから一か月もすると、忘れてしまうといいます。
 明化小では、毎学期の保健室での発育測定のさいのミニ保健指導や、全校朝会や全校集会終了後に、手洗い指導をしています。また、全校放送でも、常に手を洗うことを呼びかけて意識させ、習慣化の徹底をはかっています。
 「保護者も参加する学校公開や授業参観、学校保健委員会の場を活用して手洗い指導を実施すると、家庭内の話題にもなり、効果的ですね。今年は新型インフルエンザの流行が、秋以降とくに心配なので、いっそう気を引き締めていかないと…」と語る小林さん。
 手洗いの大切さは、わかりやすい指導を繰り返し、継続的にその必要性と方法を示し、意識させること。それが、重要なことだと、二つの学校の現場は語っていました。



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