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2013年3月15日更新
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参照カテゴリ> #03.洗濯 #06.CLEAN AGE 233号 

*シリーズ お洗濯の科学

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シリーズ お洗たくの科学

① 汚れを落とすために必要なもの

科学の力を利用して、人々は洗たくを行なってきた

 洗たくは、人々が暮らしのなかで編み出した古くからの知恵です。シュメール人が遺した紀元前3000年代の粘土板には、すでに石鹸らしきものの記録があり、紀元前2000年頃の古代エジプト人は、湖から採った炭酸ソーダで洗たくをしたといいます。奈良時代の日本では、サイカチ豆のサヤやムクロジの実などを洗剤がわりにしました。

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 炭酸ソーダの水溶液はアルカリ性で汚れを溶かしやすくし、サイカチ豆やムクロジには、起泡性と洗浄力があるサポニンという成分が含まれます。昔から人は科学の力をうまく利用して、衣服を洗い大切にしてきたのです。

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 日本の家庭に石鹸が広まったのは明治の後半からで、洗濯機は1960年代以降でした。今では、飛躍的な進歩をとげた多機能な洗剤や全自動洗濯機が普及しています。その一方で、洗たくの知識はもう不要とばかりに忘れられがちですが、原理を科学的に理解しておくと、日々の洗たくがより効果的に行なえるようになります。


汚れを科学的に分析すると

 衣服に一度袖を通すと、たとえ短時間でも必ず汚れがつきます。汚れの発生源は、埃のように日常的に外部から付着するものと、汗のように常に身体から分泌されるものの2通りです。
 また、洗たくで汚れをどうやって落とすか、科学的な観点に立つと、汚れは水へのなじみ易さによって、水溶性、親水性(水分散性含む)、疎水性(親油性)の3つに分類できます。

図1. 汚れは「水へのなじみやすさ」によって3つに分類できる fig



洗たくは「水,洗剤,機械力」の3要素で効率よく

 水になじまない疎水性の油脂やたんぱく質などの汚れは、洗剤や機械力(洗濯機)を使って落とします。水になじみやすい親水性の食べこぼしや埃なども、繊維のすきまに入り込んでしまうと、機械力なしでは落とせなくなります。このため、水、洗剤、機械力は、洗たくに必須の3要素といえます。
 水には、洗剤や汚れを分散・溶解する役割があります。洗剤は、疎水性の汚れを水になじませ分散・溶解しやすくし、さらに落とした汚れが衣服に再付着するのも防ぎます。機械力は、繊維に付着した汚れを効率的に引き剥がします。この3要素を正しく組み合わせると洗浄効果が高まり、衣服を上手に洗いあげることができます。

図2. 肌着についた汚れの成分と構成比
汚れの大半は水だけでは落とせない
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