日本石鹸洗剤工業会(JSDA)
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2007年9月15日更新
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洗浄剤部会


家庭用の洗濯用、台所用、住宅家具用の合成洗剤、洗濯用石鹸、および衣料用柔軟剤、糊剤、漂白剤などに関する諸事項を所管しています。これらに関する市場情報の交換、あるいは洗浄剤に関する普及啓発活動などを行い、業界の健全は発展に努めています。さらに、洗たく科学専門委員会を設け、洗剤の使用実態調査や汚れ落ちの評価など、実務的な課題を実地に検証しています。


環境との調和を最優先課題として

  • 日本石鹸洗剤工業会の 洗浄剤部会 は16社で構成

皮膚以外を洗う製品を扱うのが「洗浄剤部会」
「洗浄剤部会」の基本方針
容器の省資源・省エネを推進
洗剤は多様化し高機能化する
「洗剤は適量を使いましょう」


洗浄剤部会 洗たく科学専門委員会の活動

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■皮膚以外を洗う製品を扱うのが「洗浄剤部会」

合成洗剤ができてから誕生した、三つの部会のなかでは比較的新しい部会が洗浄剤部会です。この部会では、衣料用・台所用・住宅用の洗剤とそれに関わる柔軟仕上剤、漂白剤などの製品について論議・意見交換しています。
次々と新しい製品が生まれてきた石鹸洗剤の分野では、用語とその定義付けにも多少の注釈が必要です。顔や手など皮膚と頭髪用のものは「石鹸部会」の分野で、皮膚以外を洗うものが「洗浄剤部会」で、扱い品目の中心は、売上が多い衣料用洗剤、台所用洗剤、柔軟剤です。



■「洗浄剤部会」の基本方針

合成洗剤は、当初原料として用いられていたABSによる発泡問題に始まり湖沼への影響など、社会的な認知を得るまで紆余曲折を経てきています。そのため、部会の活動を支える基本的な方針は、毎年「環境との調和」が重要なポイントになってきました。日常生活になくてはならない身近な商品として普及し、今や成熟市場となった近年では、より視野を広げて、「地球・生命・心」といった人類の根源が問われる時代背景を意識して、取り巻く課題に取り組み、関連情報を把握し、正しい方向付けをすることを目指しています。今年度も、このような基本に則り、世界の洗剤市場の動向、洗濯実態、洗濯機・自動食器洗い機の動向、水洗化衣料の検討、ハウスクリーニング、詰め替え品の現状などについて調査検討を重ねていく予定です。
既に製品そのものが問題となることはなくなってから久しいのですが、洗剤の使用量は大きいためこれからも環境水中への負荷については常に配慮し、より完成された環境対応商品としていくことが部会のメインテーマです。
これまで洗浄剤の流れのなかでは、生分解性の向上を追求してきたこと、無りん化への切り替えを図ったこと、コンパクト化を推進したこと、容器包装リサイクル法の施行にさきがけた容器包装の進化をはかるなど、常に環境対応の努力を続けてきましたが、今後も環境を重視した活動は重要なポイントです。



■容器の省資源・省エネを推進

粉末合成洗剤の流れは、ほとんどコンパクト洗剤が主流になってきましたが、歴史的に見ると洗剤はコンパクト化される前は「でかサイズ」が主流で、消費者はその運搬や置き場所にも困っていました。それが1987年に初めて開発された洗剤自体のコンパクト化技術によって、従来の商品パッケージの4分の1程度まで小さくなりました。このあとすぐ、柔軟剤のコンパクト化が始まり、台所用洗剤でも使いやすいコンパクト化商品が進み、それが中心になってきました。
ただ商品のパッケージが小さくなっただけで、一見たいしたことではないようにも見えるかもしれませんが、実はこのことが省資源・省エネに直結しているのです。容器がコンパクトになることで、まず容器包装に使う資材が節減できます。さらに薄くスリムにして容器包装材料を減らす工夫もさまざまにされてきました。また、流通輸送の効率もよくなりますし、最終的に排出されるごみの量の削減にもつながります。これに関連して、もう一つの容器の革新が進行していきます。それが「詰め替え品の普及」です。
本体が大きすぎると詰め替えもしにくいものです。本品容器は利用者の便利性・操作性・安全性を追求し改善していくと、一回で捨てるには忍びない容器になっていくものです。これを即ごみにしていたのではもったいないし、資源の無駄遣いです。中身だけ入れ替えて容器は何回も使えるようにする、消費者のためを考えて使いやすい本体を用意することで詰め替えを継続してもらうようにしたのですが、今や経済性の点と併せて詰め替え品は完全に受け入れられ定着した、といえます。
もちろん、資源そのものをもう一度使う再生材料の使用についても、業界では早くから取り組み、再生プラスチックや再生紙の使用も推進してきました。


■洗剤は多様化し高機能化する

洗剤では多様化・高機能化も進んできました。衣料用から始まった洗剤が、台所用、住宅用、そしてさらに漂白剤や柔軟剤などの洗浄関連品へと展開してきたことと合わせて、ある特定の汚れに対して洗浄力がよくなるような洗剤、ある洗浄対象に特化した洗剤も多数開発されました。昔は界面活性剤やビルダーだけしか配合されていなかった洗剤に酵素や漂白剤、柔軟剤などが加えられ、洗浄力だけでなく仕上がりを一層よくした洗剤がでてくるなど、技術的な向上も常にはかられてきました。
住宅用洗剤では用途が分化し、より汚れを落ちやすくする研究がされるとともに、容器についても泡や霧になったりするスプレー式のもの、チャイルドプルーフやロックがかかるようにして安全な使用ができるように工夫したものも出ています。


■「洗剤は適量を使いましょう」

洗剤の生産量はこの十数年あまり変化はありませんが、コンパクト化とともに「洗剤の適量使用」を推進してきました。使いすぎに注意して使用量を守っていただくためスプーンによる計量習慣をつけてもらい、適量の科学的な検討もしてきました。洗浄剤部会のなかに設けられている洗たく科学専門委員会では、日頃各家庭で行なわれている洗濯という家事の実態を調査しています。各家庭ごとに洗濯の中身は違いますが、毎日下着を着替えるためヘビイな汚れはだんだん少なくなっています。
近年の問題として浮上しているのが、全自動が普及し大型化が進んだ洗濯機との関係です。
これまで容量2〜3キロだったものが5〜7キロも洗えるようになって、衣類はいっぱい入るが水は少ししか入らない、ということになると、今までの「水に対して洗剤がどのくらい」という使い方表示は適切ではなくなります。水よりも衣類の量を目安にするほうが合理的なのですが、衣類の量が何キロかはわかりづらいものです。そこで、洗濯物の重さと洗剤の適切な使用量の目安をどう決めるか、表示をどうするか、(社)日本電機工業会とも共同して洗剤使用量の表示方法を検討中です。また、衣類も変化して、ドライクリーニング表示マークも実際は家庭で洗えるものも増えているため、アパレル業界とも表示方法などについて検討をしています。
地球生命という視点から考えたとき、家庭から出す負荷をできる限り減らす方向が、子孫にとっていい環境を守っていくためにも必要なことは明らかです。洗浄剤部会ではこれからも、そのために可能な活動を続けていきます。




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